ムコダインなどが代表

むやみに薬で咳を抑えると、気管支炎や肺炎の発見が遅れる可能性も

咳反射を司っている中枢神経に作用し、咳を沈めるのが「鎮咳薬」で、気道から粘液分泌を促進したり、痰を溶かしやすくして、外に出やすくする作用を持つのが「去痰薬」です。

咳廃物を外に出そうとする体本来の防衛反応です。喉に異物が入ったり、冷気が流れ込んだりすると、脳の呼吸中枢に伝わって、反射として咳が出ます。また、風邪ウイルスなどが原因で気道が炎症を起こし、分泌物(痰)が増えたときにも、それが刺激となって咳が出ます。

むやみに薬を服用して咳を押さえ込んでしまうと、咳の有無が診断の目安となる病気(気管支炎や肺炎など)の発見が遅れてしまうことにもなりかねません。そのため、医師も慎重に症状を見ながら、薬を処方しています。

鎮咳薬を服用するのは、咳が激しいために眠ることができない、食欲が落ちているときなど、一方、去痰薬は痰を自分で出すことが難しい乳幼児によく使用されます。咳や痰の症状が、子供の負担にならない程度に落ち着けば、完治していなくても使用を中止して構いません。

ブロチン液
気管支の働きをよくして咳を鎮めます。また、気管粘膜の分泌物を増やして、痰をサラサラにし、排出しやすくさせる働きもあります。

プルスマリンA
気管支や肺の粘液分泌を促進したり、繊毛運動の働きを高めることにより痰を出しやすくします。同効能を持つ薬としてムコソルバンもあります。

フスタギン
薬草植物から作られた生薬です。呼吸中枢に作用し、呼吸をゆっくりにして咳を鎮めます。痰を出しやすくする働きもあります。薬草独特のにおいが特徴。

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