薬剤耐性のある菌も登場

抗菌薬は医師に指示された回数・日数を守ることが重要

細菌やマイコプラズマなどの微生物に直札作用するお薬で、インフルエンザ菌、ブドウ球菌、大腸菌、肺炎球菌などがが原因の病気に罹ったときに使用されます。

全ての菌に効く抗菌薬は存在しないため、医師は患者さんの症状や経過を見て、どの菌が原因なのかを見極めたうえで適切な抗菌薬を処方します。近年はこれらの薬が効かない薬剤耐性菌による院内感染も問題となっています。

抗菌薬は、細菌に対する作用の違いによって5つの系統に分けられており、乳幼児に使用される頻度が高いのは、ペニシリン系、セフェム系、マクロライド系の3つです。

抗菌薬はウイルスには効きませんが、ウイルスに感染して病気になると、免疫力が低下して感染しやすい状態になるので、二次感染を予防するために、抗菌薬が処方されることもあります。

体内に細菌が残っている状態で服用を中止すると、再発するので、服用の際には医師の指示通りの回数と日数を守ることが大切です。服用を続けると庁内の善玉菌も殺してしまうため、下痢になることがあります。その場合、整腸薬も一緒に処方されます。

ワイドシリン(ペニシリン系)
体内の大腸菌、インフルエンザ菌、肺炎球菌などに有効です。細菌の細胞壁の合成を抑え、菌を殺します。フルーツミックスの臭いと甘い味がしますので、子供でも飲みやすくなっています。

メイアクトMS(セフェム系)
細菌によく効き、菌が原因の呼吸器系の炎症やとびひなどに使われます。牛乳アレルギーの人でも使用可能です。空腹時よりも食後の服用のほうが吸収がよいです。

ジスロマック(マクロライド系)
様々な細菌や、マイコプラズマなどに有効です。降下の持続時間が長く、1日1回、3日間の投与で、1週間の効き目があります。

ホスミシン(同上)
細菌による食中毒や病原大腸菌O-157の治療に使用されます。他の抗菌薬との併用で、さらに効力を高めるという特徴があります。

このページのトップへ